2008年 11月 24日
魅力的なカタチをしているなぁと以前から思っていたのだけれど、 webであちこち眺めているうちにシンプルな構造と造りの良さに惚れてしまいました。 で、2008年の2月に東京への出張を利用して買い求めたのですが、 中古とはいえ、ずいぶんな買い物でした。 購入したのはカメラボディが500C/Mという、ベーシックなモデル。 フィルムマガジンはA-12。120フィルムで正方形(6×6判)のカットが12枚撮影できるもの。 レンズはプラナーC80mmF2.8。レンズ先端部の口径はB50という規格。 CF80mmのT*コーティングのレンズがあれば、と企んでいたのですが、 あいにく店頭に並んでいたそれはコーティングにムラが出来てしまっていたり、 ヘリコイドの動作に気になるギクシャク感があったりで、店員さんに状態のよいCレンズを 薦められました。確かに前玉後玉傷も無く、向こう側の明かりが何の引っ掛かりも無く ずどんとこちらに突き抜けてくるような非常に気持ちの良いレンズで、値段もお手頃。 初めてのハッセルですから、ここは謙虚にこのレンズをと思い購入しました。 ボディとマガジンとレンズをそれぞればらばらに選んだので、もちろんひとつずつ これまで歩んできた道が違うのです。ボディは84年生まれでマガジンは87年生まれ。 レンズに至っては、なんと1968年、40年選手です。 鏡筒の下には 「LENS MADE IN WEST-GERMANY」の刻印。 購入前にいろいろと予習をしつつずるずるとハッセルの魅力に惹きこまれていったのですが、 実際手にして使ってみると、その佳さがまたいろいろ見えてくるんですね。 まず気づいたのは金属ボディの心地よさ。いままでF3やらFM2やらで金属の感触には 慣れているのに、またそれとは段違いの感触。お国は鋼業が素晴らしいとお聞きして納得。 レンズをボディに嵌めるときにびっくり、ニコンのFマウントは「スチャッ」という感じですが、 ハッセルはレンズとボディが咬み合った瞬間「ぴーーーーーぃぃぃん」と鳴る。 なかなか官能的な響きで、耳を澄ませてやってみるとけっこう長い時間 その響きが残っていたりもします。これは撮影前のお楽しみ儀式。
by moto9383jp
| 2008-11-24 02:01
| 機材庫(フィルムカメラ)
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