気まま写真日記

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2008年 11月 09日

Nikon New FM2

本格的に写真を始めたのは8年ほど前のこと。2000年の春に最初のお給料で買ったのは
ペンタックスのMZ-7という入門用AF一眼レフ。周囲に写真をしているひともいなかったので、
本を買ってきては写真の基礎をいちいち調べながら撮っていた。雑誌など眺めているうちに、
どうやらMF一眼レフのほうが愉しそうではないかと思うようになり、物色してみたところ
目にとまったのがこのNew FM2。カメラと写真の基礎を身につけるにはもってこいの
機種である、とあちこちに書かれてもいた。

ヨドバシへ赴いて実機を見せてもらったら途端に愛着が湧いたというか一目惚れしてしまい、
購入に踏み切った。買う間際に知ったことだが、タイミング的には危うかった。このとき既に
生産は終了しており、残るは市場在庫のみだったという。FM3Aが発売される直前のことだった。

もちろん、レンズを手に入れなければ撮ることができない。ほぼ迷うことなく、真標準レンズとも
言える50mmF1.4を選んだ。迷わずに済んだ理由はただひとつ、予算的に新品で買えるものが
これしかなかった、それだけのこと。約3万円だったと記憶しているが、このレンズを通した
ファインダー像はあまりにも鮮明で美しく、焦点も定め易い。

カメラ本体とレンズ、共に新品で合わせて8万いくらだったと思う。それからまる8年、
壊れもせずに(一度だけOHに出している)付き合ってくれているのだから、いいものを持ったと
思っている。F3を手にするまでの6年ほどは、ほぼ完全にメインとして毎日持ち歩いた。
その辺に少しぐらいぶつけていてもびくともしない。持ち歩きやすい手頃な重さと頑丈さ、
操作性の良さ、ファインダーの見易さ、すべてがそのシンプルな構造に基づいている。

ファインダーについては、視野率は100%ではないが、視野像をスペースいっぱいに大映ししているので
結果ずいぶんな大画面となり、覗いていてひじょうに気持ちがいい。
表示されるのは左側にシャッター速度と画面上方に絞り値。こちらはレンズの絞りリングの刻印が
直接窓に映るようになっている。右側に露出計(中央重点測光)のインジケータ。
ちなみに、FM2の電気系統はこの露出計のみ。電池はこのためだけにあるので、露出カンさえ
あれば電池無しでも思いのままに撮影が可能である。絞りかシャッター速度で露出を操作すると、
インジケータは+と○と-の表示に変わる。つまり、この露出計は「明るい」か「ぴったり」か
「暗い」の3段階でしか教えてくれない。もっと細やかな指針式やデジタル表示の露出計を
内蔵する一眼レフに慣れたひとのなかには、これを嫌う向きも多いようだ。だが、使い慣れて
しまえば「これでじゅうぶん」である。

おそらくこのカメラとレンズを手放すことは無いだろうと思う。メンテナンスの可能なうちはずっと使い続けるだろう。
なんだったら中古でもう1台か2台あってもいいかな、なんて思ってさえいる。
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by moto9383jp | 2008-11-09 23:47 | 機材庫(フィルムカメラ)


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