2009年 09月 13日
装着するレンズの焦点距離に連動して表示される枠の大きさが切り替わる仕組み。 うまいぐあいにできているもんだなー、と感心させられる機構のひとつだ。 M6パンダを手にしてからこれまで、レンズはずっとNokton Classic 40mm F1.4を 使ってきた。ぼくが持つ唯一のMマウントレンズ。しかし、M6のファインダーには40mmの 焦点距離に対応したフレームが無い。合焦させること自体は問題なくできるので、 ファインダーを覗いているときはアタマのなかで35mmと50mmの枠の間に架空の 40mm枠を描き、それを頼りにフレーミングするという撮り方をした。 被写体がシャッターを待ってくれないスナップのように、素早く撮ってしまいたい場合などは この架空枠での構図が面倒なこともあり、いつか35mmか28mmのレンズを、と思っていた。 ところが、ライカのレンズは現行の新品も高価だが、ぼくより歳を食っているレンズですら どえらい値札が付けられている。それだけでも国産の一眼レフシステムが揃えられるぐらい。 はっきり言って買う気は起きない。偶然でもなければ手に入れることは無いだろうと思う。 そこでコシナフォクトレンダーである。 『こんなレンズがあったらいいな、でも数は売れなさそうだな』という、 大手メーカーが手を出せない領域のレンズを企画して我々を身悶えさせ続ける。 とはいっても、このノクトンの35mmは新品だと6万円ちかくする。 先週末の東京出張の折り、35mmの新古品を発見したので迷わず40mmを下取りにして購入した。 しかも現代風のマルチコートではなく、シングルコートの、水飴のような透明色のレンズ。 さっそくM6パンダに取り付けて撮って歩いた。35mm枠をそのままに使えるのでストレスが無い。 モノクロネガとカラーネガを1本ずつ撮ってみたが、現像はまだ(このご時勢、モノクロネガの現像は 場合によってはおそろしく時間がかかるようだ)。 早く出来上がってこないかな。
by moto9383jp
| 2009-09-13 08:19
| 機材庫(レンズ)
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